FY24

Our Culture

独自の道を切り拓くためには、成長や革新を本気で望めるような環境創りが必要になります。だからこそMoonでは、多様性やインスピレーション、絶え間ない進化を育む文化を創ってきました。私たちは共に、創造したい世界へと続く道を切り拓いてきました。

LGBTQIA+ Initiatives

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“Moonは多様性を体現している場所です。私たちは、Moonの自分らしくいられる自由な環境を誇りに思っています。”

小野寺 優
シニア FP&A アナリスト

 

プライドを祝福

6月は国際プライド月間。LGBTQIA+のメンバーを祝福することは、私たちがクィア・コミュニティーのことを知り、代表し、見て、聞いて、インクルージョンやアライシップに関すること、偏見の克服、より良く優しく共感的であることを目指すにはどうすればいいかなどについて学ぶ機会を与えてくれます。

私たちはこの1か月を通して、学習セッション、ディスカッション、その他ワークショップなど、楽しく学ぶためのさまざまな活動を行ってきました。Moonらしいスタイルを目指した例では、アーティストたちが創造性を発揮し、クィアをテーマにしたアート作品を展示するコミュニティベースのアート・ショー開催があります。そこでは、オープン・マイク・セッションを開催し、参加者たちは経験やインスピレーション、自分の内なる創造性がどのように道を切り拓いてきたかなどを語り合いました。参加者一人ひとりのストーリーを聞くことは、私たちが日々生きている世界について深く理解し、活気に満ち溢れる安全なインクルージョン環境を形成することにつながります。

 

公平性や包括性への取り組みに対する評価

Moonは、work with Prideが運営する「PRIDE指標2023」で最高評価となるゴールドの認定を受けました。PRIDE指標は、ダイバーシティ・マネジメントの推進・定着に取り組む日本の企業を評価するための指標で、学術研究機関、NGOなどの外部有識者で構成される審査委員会が、企業の取り組みを、Policy (行動宣言)、Representation (当事者コミュニティ)、Inspiration (啓発活動)、Development (人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの側面から評価するものです。

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"PRIDE指標の最高評価ゴールドに認定され、達成感で胸がいっぱいですが、私たちにはまだ改善する余地があることを実感しています。"

マテウス・レゼンデ
Design Lead

 

継続的な対話

年間を通してプライドと包括性を祝福することにコミットするため、私たちは、多様性、公平性、包括性(DEI)に関する対話と認知を高めるためのディスカッションを定期的に開催しています。多様な声を聞き、Moonのマイノリティグループのアライシップを育むことが、私たちには必要不可欠だと認識しています。これらのディスカッションのトピックには、私たちのアイデンティティに喜びを見出すこと、起業家精神におけるLGBTQIA+の包括性、イノベーションにおける多様性の力、さまざまな芸術作品から各自が何を見るかを議論すること、などが含まれています。

多様性、公平性、包括性のある場を創るためには、変化を生み出す意図的な行動が必要であり、その作業に終わりはありません。

International Women’s Day

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"私たちは、性別に関係なく全従業員をひとつにまとめ、帰属意識を高めようとしています。共通のビジョンに向かって前進し続け、人々の創造的な可能性を引き出し、新たな価値を創造することで世界を豊かにしていきたいと考えています。"

平岡 杏菜
HR & シニア L&D スペシャリスト

国際女性デー

Moonにとって3月の国際女性デー(IWD)は、私たちのコミュニティが持つ多様性だけでなく、Moonに在籍する素晴らしい女性たちを祝福する素晴らしい機会でした。

「国際女性デーは、私たちの生活や世界において女性がいかに重要かを受け入れる日です。Moonでは、女性たちの声に耳を傾け、ともに声をあげ、その貢献を認め、性別に関係なく誰もが活躍できる包括的な文化を育みます」平岡杏菜(HR & シニアL&Dスペシャリスト)

今年の国際女性デーでは、「Her Story Unfolded」というバーチャル・イベントも開催しました。参加者はそれぞれ、夢を追いかけ、目標を自ら設定し、成功への道を切り拓いた経験や、その過程で直面したあらゆる困難と、その困難をいかに乗り越えたのかについて力強く語りました。

そのほか、三井物産と協力し、思い描いている夢のビジネスをレゴブロックを使用して可視化するワークショップなどを開催したほか、ジェンダーに基づくバイアスの特定、インパクトのある変化を生み出すためにバイアスをどう克服・防止するかに焦点を当てたワークショップなども開催しました。
 

Kabeuchi Program

「壁打ちプログラム」は、新規事業への取り組みや、いかにして市場でトラクションを生むか、などといったプロダクトの立ち上げに関する悩みのほか、Moonのプログラムに関する質問をMoon在籍者へ気軽に相談できる、三井物産社員専用の窓口です。

三井物産とMoonの関係をより密にするために始まったこのプログラムは、リサーチによって発見した三井物産社員が日々の業務で直面する共通のペインポイントや、新しいMoonのプログラム「Spark」「Boost」に自信を持って応募してもらうためのタッチポイントの充実を目的に創られました。

プログラム開設による問い合わせの増加を見込み、2023年10月下旬にベータ版の取り組みとして効果検証を開始した結果、4週間で20件の問い合わせがあり、うち18件にコンサルテーションを実施、14件をMoonの各プログラムへ誘導するに至りました。

私たちは、この成果をもとにして、さらにアップデートした「壁打ちプログラム」を2024年度はじめからスタートさせ、より多くの人々の新規事業創出をサポートしたいと考えています。

Moon Media


“問いに対する答えを明らかにしようと努めることで、新しいことを始めようとしている世界中の人々にインスピレーションを与えることができると思いました。”

”少なくとも人生の中で何度かは、自分の人生に目的や喜びをもたらすような、新しい価値を創造することについて考える時間を持っていただきたいと思っています。”

マイク・ペン
Chief Creative Officer

Moon Mediaは、2023年3月にショートフィルム作品の第1弾として「KAMIYAMA: The Little Town with Big Ideas」を公開後、2024年1月に第2弾「KINMI: Brewing the Future of Sake」を発表しました。

KINMIのストーリーは、元商社マン・元ベンチャーキャピタリストで、新しい日本酒ブランド「KINMI Sake」を立ち上げた人物、古原忠直(こはら・ただなお)さんに焦点を当てたものです。古原さんは、独自の道を歩みながら情熱を追求し、世界に新しいものを生み出そうと、世代の異なる日本の伝統的な4つの酒蔵を説得し、生酒、無濾過生原酒を造りました。それは、これまでに実現されたことのない難しい挑戦でした。

Moon Creative Labはスタートアップに関するポートフォリオを持っていますが、古原さんとKINMIのストーリーに迫った今回の撮影を通して、今まで見えていなかった多くのことに気付かされました。それは、成功するビジネスは純粋に利益だけで定義されるべきではなく、達成しようとしている目的によっても定義されるべきであることを学んだこと、文化的側面から変化に対して反発を受けやすい環境下でも、古原さんは酒蔵と協力し世の中に新しい価値を生み出し、社外の顧客にも社内の従業員にも喜んでもらうことができたということ、関係する酒蔵と家族のような強いつながりをつくることが、ビジネスにどれほど強力な役割を果たすかを学んだこと、などです。

撮影から数か月後、4つある「KINMI Sake」の酒蔵のうちの1つが、能登地震と津波で甚大な被害を受けました。しかし、酒蔵同士が強い関係性を築いていたこともあり、他の3つの酒蔵が救援に駆けつけ、残っていた酒樽を救い、酒造りを終えることができました。

「KINMI: Brewing the Future of Sake」をご覧になりたい方は、こちらのサイトをご確認ください。
https://www.kinmi.mooncreativelab.com/

多くの映画祭でオフィシャルセレクションに選ばれた第1弾のショートフィルム『KAMIYAMA: The Little Town with Big Ideas』にご興味のある方はこちらから。
https://www.kamiyama.mooncreativelab.com/