私たちにとって独自の道を歩むということは、これまでに学んだMoonならではの方法で物事に取り組み前進していくことを意味します。私たちのベンチャーは、これまでも学び、実験し、成功へと向かって独自の道を開拓してきました。私たちはその成果のすべてを心から祝福します。
今年、Moonの2つのベンチャーが会社を設立しました。
素晴らしい新規事業に祝福を!
これからの医療において病気と共に生きる方々が個別に抱える不安や孤独を解消し自分らしく生きられる世界を目指し、SNS看護サービス 「Tomopiia(トモピィア)」は、2023年7月6日に株式会社Tomopiiaを設立しました。
代表取締役 重村 潤一朗
『働く際の諸条件を対等にしていく』というミッションのもと立ち上げた、若年層リサーチ、窓口業務の代行、接客チャンネルの拡張など、企業の目的に合致する人材をオンライン上に呼び出せるデジタルワーク専用のマッチングサービス「メタジョブ!」は、2023年9月14日に株式会社エクオルを設立しました。また、今年度は多くのパートナーシップを結んでおり、2023年10月に一般社団法人移住・交流推進機構と共同でAIと人による移住相談サービス「イジュウチャット」をリリース、翌年2月に沼津市運営の移住・定住ポータルサイト「ぬまづ暮らし」を通じて「イジュウチャット for 沼津」を提供開始。2024年1月、中京テレビ放送株式会社と連携し、広告ではない方法でZ世代にアプローチするファン化サービス「スタディジャム」を提供開始しました。そのほか詳しい情報はこちらからご確認ください。
代表取締役 星野 尚広
ベンチャーの成功は孤独なものではありません。
Moonの事業はパートナーシップによって大きな飛躍を遂げました。
ピジョン社と提携後、2023年7月「ねんね改善パック」を共同開発。乳幼児を持つ家族の睡眠改善有効性の実証実験を大阪、茨城、山梨、埼玉、岩手で開始。2024年1月には「育休復帰前サポートプラン」、2月に自治体向け新プラン「子育て伴走型支援プラン」を提供開始しました。ほか、2023年8月には株式会社ジェイアール東日本企画のベビーカーレンタルサービス「ベビカル」と共同開発した「お出かけキャンペーン」も提供開始しました。
創業者 田子 友加里
3Dプリンティング技術を活用したファッションプラットフォーム「Soft 3DP」は、年間を通じて素材性能の最適化と斬新な構造技術の探求を通じてイノベーションを推進してきました。また複数のファッション・ブランドと緊密に協力し、これらのパートナーとともにプロトタイプを開発中です。2024年度の早い時期にエキサイティングな発表ができると考えています。
英語学習を発音から変革する「GORIL」は2023年度に目まぐるしく成長しました。4月は初のプロダクトとなるiOSアプリを公開。8月は英語の母音と子音を見える化したWebアプリ「GORIL48」を発表、9月にはその機能を活用したB2B向けレッスンのテスト提供を開始して平均90%以上の改善を確認。伊予銀行など英語を日常使用する企業へ正式に提供開始したほか、学習ノウハウを日米で特許申請し日本ではすでに承認。2024年度は、B2B向けプログラム推進とトレーナー育成に注力し、会社化を目指します。
キャリア設計をサポートする体制づくりに挑戦した「Pioneer Guild」は、転職ビッグデータを元に、選択可能なキャリアパスや目指すポジションへの効率的なルートを可視化・マップ化するB2Bツール「Career Forth」をローンチ、ブランドも同名に変更し、発表後に東証上場企業を含む5社の人材紹介会社と提携しました。現在、2024年度の会社化に向け、個人向けのキャリアパス提案や求人の優先順位付けを可能にする機能を開発中。誰でも使える自立型キャリア形成サービスを目指します。
オンデマンドで保育サービスを提供するオンラインプラットフォーム「Inna Circle」にとって、2023年度は大きなマイルストーンとなる1年でした。1月にフィリピンで会社を設立し、公式にサービスの運営と収益化が可能となりました。また2月にはフィリピンノーマル大学(PNU)と、MOU(了解覚書)を締結。これにより、「Inna Circle」がPNUの研修プログラムに組み込まれ、幼児教育を履修する学生に対して保育を実体験する機会を提供することが可能となりました。フィリピンにおけるfamily dynamics(家族力動)や市場ニーズに関する共同研究も想定しています。
2023年度のAudibleとのパートナーシップは、生涯教育のための気軽な音声コンテンツを提供する「VOOX」に大きな成果をもたらしました。このコラボレーションによって生まれたポッドキャストは、VOOXに新たな方向性を示すとともに、両サービスのユーザーから大きな支持を獲得しました。またコンテンツフォーマットを多様化したことで、コンテンツの量を大幅に強化、養老孟司や為末大ら、著名な作家を起用したオリジナルポッドキャストも発表しました。2024年度は成長軌道を強化するため、新たな収益源の確立を目指します。
「Agritech」は、持続可能な農業を目指して農家の生産性向上を支援するサービスです。ブラジルで実地調査を行いユーザーフィードバックを得た後、現在、数社の大手グローバル企業との間で取り組みを継続しています。
“Moonのビジネスマインドセットと構造的思考は、プロジェクトに大きな付加価値を与えてくれました。”—事業責任者 アリス・ムナンダル
「marimari」は、ジャカルタ大都市圏における分別、廃棄物収集、環境汚染の課題に取り組む廃棄物リサイクルサービスです。「Boost」プログラムへ参加中、チームはユーザーリサーチを含むフィールドリサーチを実施。間もなくその準備を終え、MVPを発表する予定です。
「Eureca」は、宇宙分野のeラーニングプラットフォームや、企業と求職者を繋げるマッチングサービス、誰でも気軽に参加できるコミュニティサービスを提供することで、これまで限られた人にしかチャンスがなかった宇宙の利用を誰もが選択肢にできる世界を実現します。チームは2つのスプリントを行い、複数のプロトタイプとウェブサイトのブランディングを行いました。
「Carbon Mileage」は、持続可能な航空エコシステムを実現するために、炭素排出量を意識した選択ができるよう航空旅行者に対してインセンティブを提供します。Moonのパロアルトスタジオでスプリントを行い、ユーザーリサーチを実施したうえでプロトタイプを製作しました。
“どんなに些細な成功にも喜びの笑顔や周りへの感謝を忘れずに。困難に直面したときは「なんで私が」ではなく、「私にだったらできる」と自分を信じて挑戦してみること。”—創業者 尾畑 佑季
「ISSHO」は、見落とされがちな貢献やインパクトのある結果を可視化することで、「気づかれない仕事はない」ことを保証するSaaSツールです。「Boost」に参加している間に最初のMVPを開発、ユーザー調査を実施したうえで、UI/UXを作成しました。
「XYLOCOPA」は、ブランドのロイヤリティプログラムと活動を単一のプラットフォームで管理・自動化する「AIデジタルマーケター」です。エンジニアやデザイナーと行ったスプリントを通じて、プロダクトデザインを洗練させ、プロダクト製作に着手しました。