Moon Creative Labは、グローバルに活躍する三井物産人材の起業家精神を発揮し、その新規事業創造の支援を使命として誕生しました。しかし、この1年で多くのことが変わりました。
これまでと同様、支援に専念することは変わりありませんが、私たちは現在、支援の対象を三井物産に限らず世界中に拡大しています。
私たちはこれまでに、8回のピッチイベントを開催し、アイデアオーナーや起業家を200人以上、そして、ベンチャー企業を10社、市場へと送り出してきました。
この転換は、私たちが新しい状況に適応し、独自の道を見出した方法のひとつにすぎません。「Set Our Own Course」は、Moonが掲げるコアバリューであり、成功への道がひとつではないことや、正しいやり方があるわけではないことをいつも思い出させてくれます。
起業家の道はひとつだけではありません。独自の道を切り拓くということは、どこに向かおうと何が起きようと、常に対応できるよう創造的かつ臨機応変でいることを意味します。
あなたにとって必要だからと誰かに用意された目標ではなく、あなたが進むべき道を自ら見出すということです。
許可を待っていてはいけません。怖いかもしれませんが、自らの運命は自らの手で切り拓くものですから、あなたが生まれながらに持つ創造的な自信にまかせて、独自の道を歩んでいきましょう。
この年次報告書では、2023年度のMoonにおける様々な活動を振り返り、私たちがこの1年間どのように道を切り拓いてきたのかを紹介しています。願わくば、このストーリーがあなたの道を切り拓くきっかけになればと思っています。
横山 賀一
President 兼 CEO